ふぐ
日本のFUGUは安全で美味しい

「国際ふぐ協会」会報 Vol.54

会員の皆さん
 
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
 
日本ではコロナウイルスの第4波がやってきました。
もう1年も経過しましたが、コントロールできません。
外食産業も小売業もうんざりです。
ワクチンの接種も始まりまりましたので、
早く終息することを祈るばかりです。
 
<活動>
 
そんな中で今回は嬉しいお知らせと残念なお知らせがあります。
 
先ずはシンガポール食品庁(SFA)より下記のような嬉しいメッセージが届きました。
 
「日本産フグの白子、皮、ヒレの部位の輸入について、
私たちの提案を含めた正式な回答を日本政府に送ることが間近に迫っています。
国際ふぐ協会にもお伝えしてコメントをいただきたい。
4月末か来月のいずれかの時期になると思います。」
 
詳しくは割愛しますが、SFAとの連絡を絶えず、
コンタクトを取り続けて、足掛け5年以上となりますが、一つの区切りを迎えそうです。
 
早速、この情報を農水省、水産庁、厚労省と共有すべく協議しました。
1. SFAから情報が来た場合は速やかに対応する。
2. もし養殖ふぐからの解禁となった場合は、昨年当協会で実施したアンケートを業界の根拠とする。
3. 懸念材料として出荷時にフグ毒TTXの検査を行うことの条件が出た場合は、
コストと時間的の問題となるのでSFAと再協議する。
1. 日本フグ業界の祈願であるので、一企業が独占することなく、
且つ、再びシンガポールでフグの食中毒事故が起きないよう最大限安全を配慮する仕組みにする。
等々です。
 
タイミングよくフジTVの報道局からフグ免許全国統一とフグ輸出の面からインタビューを事務局で受けました。
 
シンガポールへのフグ全面解禁のため、フグ免許統一の意味、産学官の連携や海外から日本のフグをどうみられているか?
などたくさんお話しましたが、かなりカットされるでしょう。(^^;
放送も楽しみにしています。
 
残念なお知らせは、
 
香港食物安全中心(CFS)より、日本産フグの輸入について検討したが、
まだ解禁できない。との連絡がありました。
数年前には水産庁主催で東京フグレストランで香港経済代表部を招待して、
翌年には私も水産庁と一緒に香港CFSなどとフグ輸入協議をしましたが、
力不足で残念です。
状況は現状のままとのことですが、こちらはシンガポールのようなフグ勉強会を開催するなど、
今までとは違ったアプローチが必要と思っています。
 
また今回は新年度ということで、
あと1カ国の台湾についてご紹介します。
 
台湾もフグの輸入及び国内でのフグ流通を法律で禁止しています。
皆さんもご存知の通り、コロナの影響を最小限に抑えている国の一つです。
現在も日々数人程度です。羨ましいです。
6月23日~6月26日まで、
2021年の台北国際食品見本市が開催されます。
 
ただ、現在台湾への査証免除措置は一時的に停止されていますので、
観光を除く、ビジネスなどののビザが必要です。
ビザ申請には7~10日かかります。
さらに、フライト搭乗3日以内の新型コロナウィルスPCR陰性を証明する英文証明書が必要となり、
到着後、翌日計算14日の完全隔離、7日の自主隔離、22日目から自由に動けます。
もちろん、日本の帰国前に搭乗前にPCR陰性を証明する証明書も必要で、
日本の入国後も14日の自主管理が必要とされています。
この条件では台北見本市も海外の参加は難しいです。
 
従って、もう少し緩和された段階で当協会は日台交流協会と連携して、
台湾衛生福利部食品藥物管理署(TFDA)に再びアプローチを開始します。
当協会台湾の寥代表のホテルでお会いした食品組長さんも交代されたので、
先ずは渡航できるタイミングで訪問し、日本産フグ解禁への工程表をつくりたいと思っています。
 
以上です。
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
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