会員の皆さん
日本ではコロナウイルスの第2波で発生患者が増えてきました。
インフルエンザは夏には勢力が減少するという予想でしたが全然ダメです。
本当に手ごわい相手です。
世界中の国際ふぐ協会会員の皆さんもとても大変な状態なのですが、
2件うれしいご報告があります。
1)日本産食品輸入拡大へ!「香港日本産食品等輸入拡大協議会」が結成されました。
香港の日本産食品関係者間の連携を深めつつ輸入拡大につながる取り組みで、
香港の市場ニーズを日本側へ発信することを目的に結成されたものです。
日本貿易振興機構JETRO在香港日本総領事館、香港日本人商工会議所、自治体駐在事務所、全農インターナショナル香港、農林中央金庫香港駐在員事務所がメンバーとなり、この度、協議会座長に「国際ふぐ協会香港・マカオ代表の氷室利夫氏(ZenFoods会長)」が就任されました。
日本から香港への農林水産物・食品輸出額は2037億円で日本全体の輸出額22.3%を占め、15年連続で1位の輸出先です。
香港へ待望の日本産フグ輸出が実現できるよう、氷室会長とさらに連絡を密にしていきたいと考えています。
2)トラフグの養殖を研究する当協会会員の金沢大学の松原創教授が、
お茶などに由来する有機化合物の一種、カテキンを使い、トラフグの天敵となる寄生虫を除去する技術開発に成功し、実用化にめどをつけた!と新聞やヤフーニュースで報道されました。石川県能登沖で漁獲された天然トラフグをふ化して成長させて、地元特産品の復活につながると期待が高まっています。私も7月に松原先生の金沢大学能登海洋センターを見学いたしました。海がきれいでとても環境が良いところです。
今後もお手伝いができるようご協力したいと考えています。
<活動について>
① 9月30日~10月2日インターナショナル・シーフードショー東京の開催は予定通り準備が進んでいます。
今回は残念ながら海外からのバイヤー招聘は難しくなりましたが、シーフードショーの担当者より、日本政府、および東京都の指針に従って、万全なる感染症対策を実施し、安心安全な開催に努めます。
また新たにオンライン商談会も開催し、来場が叶わない海外バイヤーとの商談機会の創出にも取り組んでいます。
さらに、ここに来てBIGニュースが届きました。
異例ですが、本シーフードショー2020でも使用できる新商品開発の補助制度が発表されました。対象魚種がフグ類はOKです。第1次公募8/14までオンライン申請必要。
これにより試供品代、旅費、運賃、人件費、消耗品など実費が最大400万まで支援されることが決定しました。
まだ出展したこともないフグメーカーやフグ養殖場さんも是非このチャンスにご応募ください。下関次世代ミーティングの要望より8/8の9時より下関南風泊市場活魚センター2階で緊急説明会をすることにしました。お近くの方は是非ご参加下さい。
既に国際ふぐ協会も加わった数社合同でのフグチームの出展が決定しておりますので、今回はフグ業界の川下から川上まで、ふぐストリートを作って、シーフードショーを盛り上げたいと思ってます。
ご存知の通り国際ふぐ協会の事務局はシーフードショーがメインの事務局ですから会員の皆さんにはフォローしますので、是非お問合せください。
②シンガポールプロモーション
シンガポールへ日本産フグの白子、皮、ヒレ部位の輸出交渉において、
国内でフグを取り扱う業者にアンケートを出す案件がありましたが、
当初は水産庁が行う予定でしたが、当協会が請け負うことになりました。
そこで、天然フグ漁師、漁協、海面養殖場、陸上養殖場、荷受人、仲卸、
加工場、料理店など、主要なところを再度ピックアップして、
アンケート調査を実施します。
皆さんにもアンケートを添付しますので、
是非日本国内の皆さんもご回答ください。
そして、お知り合いのフグ会社にも話していただき、ご存知なければアンケートをお渡してください。フグ業界として初めての一斉調査となるので、ドキドキしていますが、皆さんからの意見を集約し、当協会のWEBページや日本政府とシンガポール政府へご報告し、日本産養殖フグのミガキや白子がシンガポールに輸出解禁となれば、
本当に素晴らしいことです。
コロナで暗い世の中を少しでも明るく変えることができます。
その日が早く実現するようこれからも頑張ります。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
以上です。