ふぐ
日本のFUGUは安全で美味しい

「国際ふぐ協会」会報 Vol.44

「国際ふぐ協会」会報 vol.44
 
会員の皆さん
 
日本ではコロナウイルス発生患者の減少に伴い、
学校、レストラン、娯楽関連施設の営業や国内の移動も自粛解除となり経済活動が復活してきました。
もちろんコロナの感染予防をしながらの営業で気を付けています。
8月には日本政府が旅行代を最大で1泊2万円補助する「GO TOキャンペーン」が始まりますので、活気が戻るとよいですね。
 
国際ふぐ協会では自粛中の3ケ月間を無駄にしていたわけではございません。
計画の見直しを何度も行ってきました。
下記に詳細を記載しますが、1つお知らせがあります。
 
 
理事を務めていただきました金子産業(株)金田会長さんが退任されました。
まだ当協会の活動も未熟な当初から理事を受けていただきまして、
心から御礼申し上げます。大変お世話になりました。
引き続き金子産業(株)木村社長さんに理事を務めていただきますので、
何卒宜しくお願い致します。
 
 
<活動について>
 
① 9月30日~10月2日インターナショナル・シーフードショー東京の開催は予定通り準備が進んでいます。
 
 
最終確定はまだ出ておりせんが、スタッフ一同、気合を入れて準備をしております。
海外との渡航解除が見えてくれば、コロナウイルス発生後初の大規模シーフードショーで
日本復興を世界に向けてアピールすることになり、とても素晴らしいことだと思います。
フグ業界として初のコラボ出展も実現出来そうなので、とても楽しみにしています。
 
②シンガポールプロモーション
 
昨年のシンガポールでフグ勉強会後にSFAは養殖フグに限り「白子、皮、ヒレ」の
輸入を検討する意向を示していましたが、
日本政府は天然フグ取扱い業者へ配慮し、
全国のフグ取扱い主要業者にアンケートを配布する準備をしています。
当協会もお手伝いしましたが、日本産フグの輸出に反対する方はいないと思います。
さて、すでに実施予定の2020年度招聘型及び、渡航型のプロモーションですが、
招聘型は相手国などの関係もあり、フグに限らず実施はできないだろうとの判断です。
来年を楽しみにします。
 
渡航型についてはシンガポールの状況が一番の問題です。
6/15現在 感染者40,818人、死者26人
外国人の原則入国禁止、
先日、日本からシンガポールへ渡航要請をしたところ残念ながら断られたようです。
国内ではサーキットブレイカー(関係路断絶)の措置がとられ、
徹底的に住民の外出を規制しましたが、
ドミトリーと呼ばれる労働者が集中する施設での集団感染が発生して、
連日数百人レベルで感染者が増えて問題となりました。
現在は徐々に経済的活動が許されて、
レストランでは1グループ5人までという入場制限となったようです。
さていつ頃、現地で日本産フグのプロモーションが出来るか?
よく注意して状況を見守りたいと思います。
 
マレーシアに向けて日本産フグのプロモーションを実施しよう!!
とのアイデアが出まして、JETRO・水産物輸出協議会とも相談することにしました。
ご存知の通り、毒魚のため世界的に禁食が多いフグですが、
マレーシアは現在日本で食用と認められたフグの全部位
(筋肉、白子、皮、ヒレ)が許可されている唯一の自由貿易国です。
是非とも現地でフグ食文化を開花させ、周辺国にも日本産フグの食文化を
アピールしたい!という想いで、実際に動いていきたいと考えています。
プロモーションの内容が具体的になりましたら、
是非とも会員の皆さんにもお力添えをお願いしたいと思っています。
 
④その他
 
その他の国にもフグ輸入解禁に向けてアプローチするために、
農林水産省でフグの輸入規制に関わる調査に協力しました。
引き続き、政府の輸出拡大の目標に日本産フグが重要な魚であると認識してもらいます。
 
日本を代表するフグ食が世界に広がっていく日を夢みて、
国際ふぐ協会は頑張っていきます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
 
以上です。
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