国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会36回目の会報です。
日本の災害の多い国ですが、今年は水害が多くて、
千葉県方面の方はどうぞ気をつけください。
この度。嬉しいことに国際ふぐ協会の会員さんが海外の方々も増えてきましたので
英文でもお送りすることにしました。
さて、最近の活動としては、
1. シンガポール向けプロモーションについて、
9月招聘型イベント時に同行取材してくれた中華系新聞社さんから、
フグの記事が届きました。(10/19シンガポールにて)
日本産フグの良い宣伝となりました。
2. シンガポールで日本産フグ商談会。
シンガポール大手地銀UOBビルの最上階60階高級中華レストラン。
約100名近くのお客様で店内が大変混雑しました。
氷のフグ彫刻が光ってます。
セミナーやイベントも盛り上がりました。
フグ寿司、フグ餃子、フグ水煮、フグフライ、フグ刺身、フグうどん等
超豪華な試食でお客様をおもてなしできました。.
どんな味かと興味が沸く、中華フグ料理の品々。
会場レストランさんをはじめ、フグ寿司をお手伝いいただいたシェフ達には
大変お世話になりました。
皆さんの協力なしでは今回のイベントは成功することができませんでした。
心から感謝申し上げます。
来場者の多くはレストラン関係者ですが、
フグの魅力に納得とメニューの広がりにとても驚いていました。
商談ではヒレ・皮・白子が輸入できれば使いたい!という声を多く聞きました。
解禁すればもっと広がると改めて感じた次第です。
3. 予定通り翌日10/17はシンガポール食品庁と日本産フグ勉強会を行いました。
新潟食糧農業大学の長島教授から、フグ毒のメカニズムの説明をしていただきました。
先生はすべて英語でご説明くださいましたので時間が短くて助かりましたが、
準備が大変だったと思います。
養殖フグの毒について日本政府との見解相違について指摘があった際に、
「これは事実である!」
と強くいわれたのを聞いて、痺れました。
やはり研究者はすごいと感心しました。
私からも日本のフグ歴史から日本のフグ衛生ルールなどを説明しました。
国際ふぐ協会からはトラフグに限定してヒレ・皮・白子を輸入させてほしいと要望しました。
今回SFAからは食品輸入の各部署から5名が参加されました。
ディスカッションでは責任者からいくつも質問されました。
特に養殖トラフグに関することが多かったので、
とても関心を示していたようです。
長島先生のお蔭でSFAも日本産フグへの理解が深まったようでした。
個人的にはヒレ・皮・白子の部位については養殖トラフグ限定になる可能性を感じました。
これからは日本とシンガポールの政府間で詳細を詰めていくことになります。
フグ勉強会の開催にあたり、長島先生、厚労省、水産庁、シンガポール日本大使館さん、JETROさん、
輸出拡大協議会さん、全漁連さん、多くの方々にお力添えをいただきましたこと、
厚く御礼申し上げます。
いままで外国の保健局と日本産フグ解禁交渉を経験した中でも、
今回が最も手ごたえを感じましたので、
この経験を今後にも活かしたいと思いました。
以上です。