国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会32回目の会報です。
台風にせかされて、やっと梅雨入りし、
小樽でマフグが沢山水揚げされたり、
異常な状態も驚かなくなってきました。
さて、最近の活動としては、
1. 国際ふぐ協会は一般社団法人)大日本水産会の会員団体として加入しました。
http://www.suisankai.or.jp/
水産界の方々と交流を通じ、世界に日本産フグ食を発信していきます。
2. 第三回中国国際現代漁業・漁業科学技術博覧会へ出展
2019年6月21日〜23日
中国安徽省合肥市濱湖国際会展センター開催
今回は国際ふぐ協会からの事務局長をはじめ3名で参加しました。
フグの試食はやりませんでしたが、
全国海水魚トラフグ部会さんのVTRをブースで放送しました。
出展者の多くは日本産フグの動画や資料に大変興味をもって感動し、
日本からフグを入れたい!と言ってくれました。
また中国動物衛生局?の関係者からもアドバイスをもらい、
中国漁業協会と中国水産流通加工協会との縁をさらに深めて
日本産フグの輸出の可能性を探っていきます
3. シンガポール向けプロモーションについて、
招聘型及び渡航型について、JETROや全漁連と最終調整に入っています。
来月中に訪星し、シンガポール在日本大使館、JETROシンガポール、
シンガポール保健局SFAや会場予定の中華レストランとの打ち合わせを
行う予定です。
今回は国費の予算を使うので、輸出の実績が必要です。
その理由で招聘型については「物言い」がつきそうな雲行きですが、
何とか実施にこぎつけようとみんなで努力しています。
スケジュールが決定したら正式にご案内いたしますが、
その際には商談会の参加企業も募集したいと思っています
シンガポールで開催する商談会にはフグを目的に来場する
レストランオーナー、バイヤーを集客します。
経費は旅費・ホテル代を半分負担できるように調整しています
是非このチャンスに参加をご検討ください。
4. オーストラリアの魚類学者より日本のフグを取材したいと申し込みを受けております
日本の魚食文化を調査して、事実に基づいたフグの本を書くとのことで、
フグ毒に関する生物学など科学的な課題が中心です。
外国人科学者による包括的な日本のフグに関する本は初めてでしょうが、
フグに関する正確な説明を提示し、フグを取り巻く多くの神話を払拭し、
確固たる科学的事実を提示したいと思います。
と言われておりますので、ご協力したいと考えております。
「5. 厚労省主催の第3回フグ処理者の認定基準に関する検討会が行われました。
都道府県別のフグ処理認定制度などについて、
今回が最終の話し合いだったと思います。
厚労省は現在想定外のフグ事故が起きていないこと、
フグになじみがない地域には過剰になりすぎるとのことで、
国家資格制度にはせず、あくまでも標準化として
全国の自治体へ通達するとのことです。
とりまとめで紹介された内容では、
試験資格に実務経験は求めない、講習だけではなく試験が必要。
認定基準の同じ都道府県では資格者を受け入れる。
など具体的になっています。
詳細はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/fugu3_05480.html
この度の改正は輸出相手国に対して日本のフグ処理方法の安全性について、
統一の見解を示すことも目的としているので、
シンガポールをはじめ各国の衛生局との交渉において有効になると期待しています。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
以上です。