ふぐ
日本のFUGUは安全で美味しい

「国際ふぐ協会」会報 Vol.28

国際ふぐ協会会員の皆様

皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会28回目の会報です。

フグの本格シーズンもあと少しのところですが、
昨年とは違って各養殖場は落ち着いているようです。
安値相場の割には消費が予想より伸び悩んでおりますので、
生産者さんもどんどん減ってきて、とても心配です。
早く海外へフグ輸出をして生産者さんにも希望がでるよう、
本格化しなければと焦っております。
そんな中、先週2月21日(木)13:00~14:45
インターナショナルシーフードショー大阪(ATCホール6F)では、
国際ふぐ協会のセミナーを行いました。

第一部
「北陸名産ふぐ卵巣漬けの解毒システムの秘密!?」
新潟食料農業大学 教授 長島 裕二 氏
さすがはフグ毒の権威です。
海外からも驚きの神秘の食べ物が安全に解毒されていくことを論理的にご説明いただきました。

長島先生のご配慮でフグの子卵巣の粕漬を会場に持ち込んでいただき、
フグ刺身に乗せて全員に試食してもらいました。

試食の件でも正式に大阪保健所より許可をもらうなど、スタッフに苦労させてしまいましたが、
肝心な味は???多くの方が複雑な顔をされていましたので、
もっと美味しく提供するにはちゃんとした調理をしなければいけなかった。
と反省しましたが、長島先生のお陰で大変貴重な経験をすることができました。

第二部
「爆食!?進化する関西ふぐ料理店へのインバウンド」
㈱宗國玄品ふぐ 取締役営業企画部 池田正之氏
日本全国の玄品ふぐさんに来られる訪日客の動向や理由、
外国人から見た関西の魅力や店舗来店への誘導システムなど実例やデータを交えながら、
ご説明いただきました。

とらふぐへのこだわりと語学をはじめ人間力をみがいて日本流のおもてなしを実践されている様子で、
さすがは日本一のふぐ料理チェーン店さんと思える取り組みばかり。
とても勉強になりました。
ふぐ業界が国内の消費が落ち込んでいく中、インバウンド対策はとても重要だと感じました。

第三部
海外へフグ輸出の可能性と課題
国際ふぐ協会 代表 古川 幸弘
最新のふぐ輸出状況と現地での実例メニューをご紹介しました。
急拡大している中国については全国ふぐ連盟の小田監事さんから写真を一部お借りして、
養殖風景、加工風景、通販での商品写真、料理写真などをご紹介しました。

とても素晴らしいセミナーで講師の皆様には心より感謝申し上げます。
運営側にもう少し多くの視聴者を集めるよう課題が残りましたが、
今後ともフグの国際化に向けたセミナーをやっていきますので、
皆様のご理解ご協力を宜しくお願い致します。

さて、来月は台湾の国際ふぐ協会会員の計らいで台湾保健局との初めての面会が実現する予定です。
楽しみにしています。

以上

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