国際ふぐ協会会報 Vol. 22
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会22回目の会報です。
残暑厳しい中ですが、朝晩の感じが変わってきました。
やはり季節は変わるのですね。
フグ屋は早く冬になってほしいと願うばかりです。
さて、最近の活動としては、
(1)フグシンポジュウム2018に参加しました
議題が2つありまして、
① 養殖フグの安価について
・フグの安価は誰が悪いのか?、価格は誰がつけているのか?
というところがあいまいなので、問題提起にとどまりました。
② フグ免許全国統一について
・一番の問題は都道府県ごとバラバラの取り扱い条例なのですが、
商売がやりやすくなる!ということでは国に説得できないため、
安全性を強調しなくてはならず、交雑種問題を取り上げて、
地球温暖化が原因として、政府や議員を巻き込んでいく作戦です
会議には水産部会長の江島参議院議員(元下関市長)が来られて、
NHKにも取り上げられていましたので、
今までで一番効果があったように思いました。
(2)第2回日中フグ交流会について
・中国漁業協会河豚部会の李副会長さんと中国水産流通加工協会朱副秘書長さん
日本からは水産庁漁政部石川参事官さん、下関唐戸魚市場鈴木営業部長さん、
下関唐戸魚市場仲卸協同組合森本組合長さんにご出席いただきました。
・李さんからは中国のフグ食の歴史、これからの見通しを話していただきました。
・前回合肥市で聞いた話とかなり異なる部分もありましたが、
どちらも中国の現状なのだと認識しました。
・ポイントは中国養殖フグは2016年養殖23,341トン。(ほぼメフグ)
・どんどん増えて近い将来は100万トンへ、
・トラフグは硬くて人気がない
・30代くらい若い人が良くふぐを食べている。1人100元(1800円)
・勢いを感じて魅力ある市場であると再認識しました。
・また試食用で初めて中国産原抜き冷凍フグを扱いましたが、
驚くくらい品質は良くなっていました。
今後について
・引き続き日中フグ交流を続けていきます
・9月14日(金)下関ふく次世代ミーティングの会
春帆楼での商談会やセミナーイベントを行います。
国際ふぐ協会もセミナーで参加します。
無料ですので、お近くの方はお立ちよりください。
以上です。
> 2018年8月27日みなと新聞.pdf