国際ふぐ協会 会報Vol6
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会の6回目の会報です。
30℃を超える真夏日もあり、今年の夏は暑くなりそうです。
外国人観光客は相変わらず多くて、田舎のお寺や神社も賑わっています。
中にはフグ料理を堪能して、SNS発信しているので、自国でもフグを食べたいとの声が強まるのを
期待しております。
さて、最近の活動としまして、―
アジアの国へ日本のフグ食解禁への協議です。
5月のGW明けに日本政府とアジアのある国とのフグ食解禁の協議に参加させていただきました。
この協議実現のため、たくさんの方が汗をかいて、準備にも時間と労力を費やしていたので、
大いに期待しておりました。
午前と昼食と午後の部に分かれて協議をしました。
日本側の説明の途中から沢山の質問を受け、出来るだけわかりやすく説明したつもりでしたが、
特に相手政府の食品安全の担当は色々と詳細に調べており、簡単には認めないぞ!
という意気込みを感じました。
そこで会員の皆さんにお尋ねしたいのですが、下記の質問にはどのようにお答えしたらベストでしょうか?
これは今後どの国と交渉するときにもキーワードとなると思います。
国際ふぐ協会として、ベストアンサーを準備したいと考えております。
是非とも皆さんのお知恵をお貸しください。
Q1)日本産フグは地域や季節によって毒の量が変わってくるそうですが、今まで安全だったものが危険となることはありませんか?
例えば三陸のコモンフグ、指定地域以外のナシフグが広がらないか?
またその監視を誰がしているのか?
Q2)日本のフグ処理は人の目で判断しているが、人は必ず間違えるものである。その点において納得できる意
見はあるか?
Q3)日本のフグ処理をコーデックスのような世界基準にできないのか?
今後も日本政府との協議が続いていくことになると思います。
相手国と交渉する際には、
① 日本産フグ加工品の安全性、②相手国がフグを解禁する際のルール、③現地のメリット、④リスク管理。
まだありそうですが、最低でもこの①~④パッケージで交渉が必要だと改めて認識しました。
大変勉強になりました。
さて、来月は下関でフグ免許検討の会議に参加させていただく予定です。
また、8月にはインターナショナルシーフードショー東京にてセミナーをやりたいと思っています。
会員の皆さんの中でご希望されるテーマやお話しされたい方は遠慮なくご連絡ください。
どうぞよろしくお願い致します。
以上