国際ふぐ協会 会報Vol5
国際ふぐ協会会員の皆様
皆さん、こんにちは、代表の古川です。
国際ふぐ協会の5回目の会報です。
4月も過ぎて新入社員も仕事に慣れてくるころですが、レストラン業界の人手不足が深刻です。仕方なく外国人を雇っているお店も当たり前となってきました。
深夜営業も減ってきて、ますます日本のおもてなしが難しくなってきています。
さて、最近の活動としまして、―
ふぐ免許の全国統一です。
4月に厚労省の助成にて、ふぐ処理者の認定の標準化のため、山口大学名誉教授の古川先生をはじめ、海洋大の長島先生、九州大の望岡先生、東京大学名誉教授の渡辺先生を連ねて、下関ふぐ連盟と一緒に研究会をつくられました。(別紙に記事掲載)
国際ふぐ協会も海外からのニーズや要望事項・問題点の整理を依頼され協力しています。
2月の「シーフードショー大阪」にてセミナーを行った際にも下関ふく連盟の松村顧問にも本件の目的などをお話しいただきましたね。
現状、ふぐ免許が自治体で不統一の弊害としては、
1. 除毒済みのふぐ加工品でも他の魚のように簡単に販売や調理や試食などができない。
2. ふぐ加工品の表示の要求が一部の自治体毎に異なっている。(京都府や神奈川県や東京都など)
3. みがきフグの加工の要件(脳みそを取り出す)が異なる。(神奈川県など)
4. 山口県や福岡県などでは調理師免許がなくてもふぐ免許があれば料理店を開業できるが、
東京都では調理師免許をもっていないとふぐの試験が受けられない。
従って、山口県や福岡県のふぐ免許者では東京都で料理店を開業してもみがき処理ができない。
などなど問題がたくさんあります。
東京オリンピックに向けて国際化が進む中で日本のフグ食文化を世界に発信していくためにも、
ふぐ免許の国家資格化は重要だと考えます。
以上