ふぐ
日本のFUGUは安全で美味しい

「日本産フグプロモーションのレポート」in オーストラリア

主催概要

主催 水産物・水産加工品輸出拡大協議会
運営 国際ふぐ協会
現地協力社 JFC AUSTRALIA PTY LTD
事業概要 オーストラリアシドニーにて日本産フグの認知と販路拡大のためのプロモーション活動を2023/2/12~2023/2/14 の3日間行った。
シドニーNSW 州の概要季節は夏、人口800万人、日本食レストラン約1200店

一般客への日本産フグ試食会

会場:Thaikee IGA 店(セントラル駅近くのショッピングモール内のスーパー)

詳細
Thai Kee IGA X-press Supermarket
Level 1, Market City, Haymarket New South Wales 2000
+61 2 9211 3844
試食会の様子

シェフやメディアへ日本産フグ試食会

会場:東ジャパニーズレストラン

日時
2/13 月曜日 14:00~17:30
住所
Level1 Chifley,2 Chifley Square Sydney NSW 2000
+61-2-9222-9960
試食会の様子

オーストラリア初の試食メニュー

詳細

メニュー
乾杯酒:冷たいトラフグヒレ酒(日本酒は下関酒造関娘)
フグ刺身:トラフグ刺身(吉田水産福太郎社⾧によるデモンストレーション)
フグ皮:トラフグ皮の柚子味噌和え、辛子酢味噌和え、ポン酢和え、ゴマのみぞれ和えの4種盛り
ひれ酒:熱燗トラフグ酒
唐揚げ:マフグの唐揚げ
寿司:マフグ寿司と炙り寿司
鍋:トラフグスープにマフグの切り身を使ったふぐちり
雑炊:トラフグ雑炊
フグメニューの写真

総括

2022年よりフグの輸入ができるようになったオーストラリアにおいて、日本産フグのプロモーションを実施することができて喜んでおります。
水産物・水産加工品輸出拡大協議会、大日本水産会、農林水産省、水産庁、厚労省、JETRO、在シドニー領事館など関係者の皆さんには心より御礼申し上げます。
シドニーはとても自然豊かで、市民は緑と共存している。賃金は日本の2~3倍、通常アルバイトの時給は@4ASD(最低賃金)~@28ASDとのことで当然、残業も少ない、9:00~17:00で週38時間労働。デパートや物販店などは11:00~17:00までの営業となっている。日曜出勤だと2倍になるので休みも多い。家賃も3LDKマンションで1.7憶程度と日本とは全く異なる物価です。
今回はシドニーで初めてのフグプロモーションなので、日本人のシェフの参加が多かった。フグのセミナーは乾杯後に行ったが、基本的な知識はあるので他国の時より反応は良くなかった。料理方法に特化した内容の方がよかったと思います。
また参加者の予定数がかなりオーバーしたため、会場内にフグサンプルの展示ができず残念だった。
多くのシェフは伝統的なフグ料理の提供を検討しているようで、メニューは刺身、寿司、唐揚げに絞っている様子でした。
鍋は中華系ゲストが多い場所にはチャンスがあるとのこと。ここでもチャイナマネーが影響している。和食のシェフ達は日本に旅行経験のあるゲストが多いとのことで、日本と同じクオリティをリクエストしてくるとぼやいていた。距離的にもレギュレーション的にもチルド流通はとても難しいオーストラリアで、身が硬いく、脂が少ないフグは冷凍に向いているのでチャンスはあると思いました。
次回は日本料理店に特化せず、高級な中華料理や洋食レストラン、ホテルに向けて日本産フグの宣伝をするのもよいと思いました。
一方、小売り業態では刺身がほとんど販売されておらず、習慣がないためフグは難しいと感じました。
今後もフグ製品を継続して提供し、JFC を通じ情報を細かくやり取りして日本産フグの輸出拡大に尽力していきます。

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